博多湾の糸島半島側から見た志賀島

連載11
現代伊都国ワイン事情  

 代伊都国が外来文化をいち早く受け入れ、古代日本各地に発信していったことを思うと、 その方向は逆にはなるが、新しい現代的なものを受け入れていくというエネルギーと感性が今なお生き続けていると思いたい。

 代伊都国の中核は現代伊都国の中核前原市と重なっていて、急速に都市化し、1990年からこの10年間、毎年1000人前後の人口増加が続いている。その人たちの大部分は福岡市、関東、関西の都会から移り住んできた人たち。2002年1月末の人口は前原市66,305人、周辺の志摩町17,764人、二丈町13,900人、総計97,969人になる。全部とは言えないだろうが、お洒落で、ソフィストケイテッドな都会人が急増している。 マンションが毎年3つ、4つ増え、大都会並の商品構成豊富な清潔で大きなスーパーマーケット、洒落たブティックやレストランが急増中。 うした背景にふさわしくワイン事情も豊かになりつつあるようだ。


33歳という若きソムリエ、神代圭一さん



 JR筑肥線・筑前前原駅を降りてすぐ左手前に、この辺り糸島最初のソムリエ・古代伊都国以来初めてのソムリエが誕生した。
 33歳という若き神代圭一さんである。ブラボー!!! 
 神代は「かみよ」ではなく、「こうじろ」という。
 この辺り糸島には前方後円墳が100基あまり密集していて、神在(かみあり)、という地名がある。何か不思議な気がする。
 ところで「ソムリエ」とはフランス語で酒蔵係のことで、お客様が召し上がりたい料理にふさわしいワインをいくつか選んで、お客様の好みに合わせて選び、お勧めして、エレガントにサービスするという仕事。
 その仕事の資格を得るためには、(社)日本ソムリエ協会 の厳しい認定テストを受けなければならない。
 その認定テストを受ける前提の資格条件から厳しい。 ワインの知識はもちろんのこと。ワイングラスに入れられたワインの銘柄や産地を香りと味わいで識別できるか、どうかの微妙なテスト。
 さらにお客様にサービスするときのマナー、仕草、表情までも厳しくチェックされる。
合格率は30%と言われている。日本にソムリエSommulier協会の前身母体が発足したのが1969年、(社)日本ソムリエ協会が正式に発 足したのは1976年で、ソムリエ認定テストが始まったのは1985年。
 神代圭一さんがソムリエとして認定テストに合格したのは2001年、ソムリ認定番号6366として承認されている。
 日本全国6366人目の誕生ということになる。
 九州にはおよそ195人のソムリエがいる


ソムリエ神代圭一さんお勧めのイカ墨合えに合う赤ワイン NERO DAVOLA

 前口上はこれぐらいにして、神代さんのレストラン&バー「epoca」に行こう!     美青年ムッシュ神代さんに「イタリア・ワインと料理のユニークなハーモニー」を前もってお願いしておいた。
 それは何か?イタリアのシシリー島の赤ワインがテーブルの上に静かに置かれる。  NERO DAVOLAのNEROで少々ギクッ。
 彼は何を企んでいるのかな?と思いながら、ワインを味わう。しっかりした味わいと風味を堪能させてくれる。
 そこに登場してきたのがイカ墨合えのスパゲッティ。この赤ワインとの絡み合いには言葉を失う。
 
「うん!うま〜い!」この調理に使われた食材を列挙すると、オリーブオイル・オニオン・ガーリック・うに・とうがらし・アンチョビ・白ワイン・トマトソース。パセリをパラ、パラッ。

epoca TEL.092-323-0648



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KITANE.Hajime
北根 肇 コピーライター、エッセイスト
1926年4月25日生
〒819-1102 福岡県前原市高田297-9   TEL:092(324)7297 FAX:092(324)1182
e-mail : kitane@jc5.so-net.ne.jp
●日本美学会、民族芸術学会、日本旅行作家協会会員
●京都大学文学部哲学科美学美術史専攻卒。
●専門分野:美術、デザイン(建築一般・キリスト教の教会建築・家具インテリア・商品一般 )、鉄道、香水、自然環境・都市空間の景観、文化的所産の民族的・歴史的背景。
●得意エリア:日本(とくに古代伊都国)とヨーロッパ。
●著書:『現代芸術七つの提言』共著『世界の香水』『ルイ・ヴィトン独創への共感』の編集ほか海外取材記事多数。
●趣味:旅行、鉄道模型(0ゲージ)、鯉の飼育、現在市販されていないもののコレクション(蓄音機、SPレコード、手動計算機、蛇腹式カメラなど)。

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伊都国通信は隔月掲載の予定です。
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