Vol.18[某月某日 ペッパー軍曹の内袋-7](座談会その5)

(その1)(その2)(その3)(その4)

対談者PROFILE

ペ氏
ペリカン編酋長
血液型:A
星座:山羊座

リ氏
理屈っぽい
血液型:B
星座:水瓶座
カ氏
癇癪持ち
血液型:AB
星座:乙女座
ン?氏
気が弱い?
血液型:O
星座:双子座



●越路吹雪リサイタル
(唄)越路吹雪

コーちゃんと呼ばれ親しまれていました。
姉御肌の風貌でね。80年に亡くなっちゃう。長生きしていれば、ずーっと存在感のある歌手だったろうね。
新潟に「越路吹雪」って地酒があるって知ってました?
ネット検索すると出てくるね(笑い)。
断りもなく、いいのかい?
地酒のネーミングとしてはぴったりだけどね(笑い)。


●坂本九リサイタル
(唄)坂本九

鬼籍に入った人が続く。
85年の日航機事故による死は衝撃的でした。
「上を向いて歩こう」が有名だけど、もともとは、アメリカンポップスをカバーしていたんですよね。
「悲しき60才」「すてきなタイミング」とかね。
オールディーズ専用サイトで見ると、60年前後の日本のヒットチャートはアメリカのヒット曲をカバーした曲が、半分以上占めています。
おかしな日本語でね。
米軍占領時代の最後っぺみたいなもんかね。
世界で子供に一番好まれる食料ってなんだか分かる?

ホットドッグ?
ラーメン?
ネパールの山奥でアメリカ人が、地元の子供にアイスクリームをごちそうしたら「こんなうまいもの食べたことない!」って大喜びしたんだって
それを見たドイツ人が、「それじゃあ、ぼくはソーセージを・・・」って子供たちにあげたら、口に入れたとたん吐き出したそうだ。これは僕の友人のカメラマンが目撃したホントの話だよ。
「ギブ・ミー・チョコレート」を思い出した。
アイスクリームの発祥の地はヨーロッパ。でも、世界に広めたのはアメリカだからねえ。
ソーセージをパンに挟んでホットドッグにしたのもアメリカっす。
そういう、子供に抵抗なく受け入れられる文化を創るのがうまいですよね、アメリカって。
ディズニーのアニメもそうっす。

移民で構成される国だから、最大公約数を満足させないとね。文化の蓄積の少ない子供は、アメリカの提供するものを抵抗なく受け入れちゃう。
ぼくたちがPOPSに夢中になったのも同じことだったんですか。
歌だけじゃないよ、TVのホームドラマでかいま見るアメリカの家には、あこがれたねえ。
「パパはなんでも知っている」でしたっけ。
塀のない広い芝生の庭、大きな冷蔵庫とダイニングテーブル、ダブルベット・・・手すり付きの階段に広い部屋。

オレの家はうさぎ小屋みたいだし、向こうのパパやママはカッコイイのに、オヤジやお袋はチビで鼻が低いし目が細いってか・・・
でも、あれは白人の中産階級の典型ですよね。
それって・・・
ブッシュが世界中にばらまきたいと思っている、正義に守られた民主主義社会のイメージだわな。
まあまあ・・・ヒットチャートだってPOPS部門とリズム・アンド・ブルース(R&B)部門があるなんて知らなかった。

ヒットチャートで有名なのはビルボードだけど、日本に入ってきたのはほとんどPOPS部門だけだった。R&B部門があるなんて当時ぼくは知らなかった。
スティービー・ワンダーは12才(!)でミリオン・セラーを出します。これは1963年ですからねえ。

スティービー・ワンダーもマービン・ゲイも黒人の間では大スターだったんだけど、ぼくは名前も知らなかった。日本でブレイクするのは70年前後になってからだね。
でも、モータウン・サウンズって・・・
黒人専用のレーベルでR&B部門でヒットを連発します。スティービーもマービンも所属していました。
R&Bを洗練させてソウル・ミュージックって言ってた。黒人だけでなく、白人も含めた広いファンを開拓したね。
シュープリームスのヒットはみんな知ってるよ。
ダイアナ・ロスがやがて独立する黒人女性コーラスグループか。あれはどちらかというと、アイドル系に分類されてたんじゃない?あれをソウル・ミュージックとしてぼくは聞いてなかった。
そういう中で、63年に「上を向いて歩こう」が「スキヤキ」と曲名を変えて、アメリカのヒットチャートPOPS部門で1位になります。ビートルズがアメリカ上陸(64年2月)する半年前ですね。
まてよ、九ちゃんて、何年うまれだっけ?
41年・・・
そうか、ビートルズのジョンが40年、ポールが42年生まれ・・・ということは同世代。
共に、プレスリーあたりのロックン・ロールに影響を受けて音楽活動を始めています。そして、アメリカのポップ・チャートのトップに上り詰める・・・
イメージがかけ離れているけど、意外に近いよね。

ロックン・ロールを聴いて育った義兄弟っすね!
POPS部門で1位になった曲で英語以外の曲は「上を向いて歩こう」を含めて3曲しかないそうです。
オリエンタリズムなのかな?何が受けたんだろう。
「スキヤキ」って曲名っすかねえ。
たまたま、日本に来ていたアメリカのバンドが面白がって演奏したのが発端らしいです。いつの間にか、じわじわひろまって・・・
九ちゃんだって、とまどったろう。アメリカを征服しようなんて思ってなかったんだから。
当時、アメリカのTV番組で唄うシーンをニュースで見ました。

身振り手振り、一生懸命で・・・でも、なんか、おどおどしていましたっけ。
そこがビートルズと違うところだね。彼らはいかにしてアメリカでヒットさせるか、マネージャーもプロデューサーも作戦をかなり練ったらしい。B.エプスタインはユダヤ・コネクションに渡を付けたんだって。
九ちゃんのは「まぐれ当たり」って、ことっすか?

戦略なき外交よ。今とちっとも変わらないじゃん!

日本のヒット曲ってそこだけぽつんとあるだけですもん。
アメリカでナンバー・ワンのヒットを狙う日本の歌手はいまだに出てこない。
松田聖子が意気込んでロスに乗り込んだこともありますよ。
泣かず飛ばずでしたねえ。
何してたのか、全然伝わってこなかった。

歯医者さんとディズニー・ランドに行きたかったんじゃないの。


●ハイお呼びです!!植木等
(唄)植木等

坂本九はTV「夢で逢いましょう」でヒット曲を出しましたが、植木等は「シャボン玉ホリデー」ですね。
あの二つの番組は当時のヒット曲を語る上で外せないね。
「ハイお呼びです!!
」って知らないっす!!

そろそろ植木等も金属疲労を起こしていた頃かもね。
クレジットされている曲が知らない曲名ばかり。
ハイお呼びでない!!


●禁じられた遊び
横内章次とオールスターズ

●夜をあなたと-3(ムードミュージークの総て)
ザ・ゴールデン・ゲイト・オーケストラ

●夜霧の歩道(今宵踊らん)
奥田宗宏とブルー・スカイ・ダンス・オーケストラ

うーん、困ったなあ。 このあたりのアルバムに語るべきことが思いうかばない。
この座談会もそろそろお終い。疲れてきたっすねえ。
ノーギャラだしなあ・・・
・・・
今では死語になっちゃってますけど、ムード音楽に分類されるんですかね。 城達也の「ジェット・ストリーム」ってFMの深夜番組がありました。
この時代じゃあないだろ。
その番組で流れそうな曲ってことね。
ムード盛り上げてどうするんですかねえ。
そりゃ、決まってるさ。
ウフン、アハン・・・
むふふ・・・随分お世話になったよねえ。
ウフフ・・・
ブァッカモーーン!



●にほんのうた
デューク・エイセス

ダーク・ダックスとデューク・エイセスは4人組の男性コーラスでしたね。
タキシード着て、折り目正しい感じでね。スリー・バブルスって女性コーラスもいたね。最近見かけないけど、どうしてんだろう。

「にほんのうた」ってことですけど、気が付いたらもうお正月。
ここらが潮時だね。ペッパー軍曹の話が思わぬ展開になっちゃったけど、また逢いましょう。




これでおしまい



 
 
 
 

 
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