陽光

 
ほんとのこというとね、寒いのは苦手なんだ
もっと正直にいうとね、、、キライなんだ。
なのにどうしてこの地に戻ってきてしまったんだろう、
そう思う日もあるんだ。
この冬は暖冬なのだけれども、冷えはきつく感じるし、
積もった雪はお昼の暖かさでとけて
午後3時ころからの寒さでしばれてを繰り返し
道はぼこぼこのスケートリンクみたいでつるんつるん。
うっかりかかとから踏み出してなんど転んだことだろう。
こどものころとは違ってね、
おとなになって転んじゃうとからだのダメージも大きいし
なんだかどっぷり落ち込んでしまうの。
息をつめて、つまさきからそろそろと地に着けて、
よたよたよろよろ歩いてる。
みっちゃんに「本州からの旅行者かと思ったよ」といわれて
「長いこと本州に住んでいたから、ね」と笑ってしまった。
でも雪のない地からの旅人のほうが
気持ち軽やかにがしがし大股で歩けるかもしれない。
けがさえしなければ、すってんころりん転ぶのも
思い出になるかもしれない。
転んで見上げた空が青くひろがっていればすてき、
空から粉雪が降りてくるのを見上げるのはもっとすてき。
3月のなかばになって、
皮膚病の老猫の背中みたいなばりばり硬そにみえた
近くの山の木々がぽわぽわとやわらかそうにみえてきた。
あちこちから土も出てきて、
殻をやぶって出てきたばかりのひよこみたいな
苦色でしおしおの野の草たちももうすぐのびのび緑になってくる。
さっむい日のピンクに染まる空もこころにしみるけれど、
春が近くなった夕方の曇天は墨染めの桜色でほんのりしあわせ。
あちこちで雪がとけて流れる音が聞こえはじめる。
寒さがちょっと愛おしくなる。
愛別小学校の裏山スキー場のリフトの営業が終わった。
寒さの緩んできたこの季節、歩いて登れば雪景色の町を一望、
大きな空と大雪山連峰をゆったりと堪能できる。
いま裏山はつるんつるんかな、ざくざくかな。
                2007年3月10日

2点の絵は愛別町北町で
インスピレーションを得ました。
きのこ工房宮本さん(舞茸)から農村公園、
歩くスキーコース、サンライズ、
そしてファミリースキー場の上あたり。
「裏山」とよんでいるファミリースキー場は
ナイターでは時によっては貸し切りみたいに
滑ることができるかもしれません。
海外では敷地内にスキー場をもっている個人が設置しているという
椅子やゴンドラに座るのではなく、
ロープをつかんで滑って登るこのあたりでは
めずらしい家庭的なリフトがあります。
スキーのあと近くの「蓬莱亭」できのこ料理を、
泊るなら車で10分くらいの「協和温泉」
(含二酸化炭素カルシウムマグネシウム炭酸水素塩泉/全国的にみても貴重な泉質です)
で温泉ときのこ料理を味わってはいかがでしょうか。


「冬の夕暮れ」「陽光」の絵を愛別町役場の
名刺台紙に使っていただくことになりました。
愛別町役場ホームページ
http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/index.jsp

観光については産業振興課商工観光係
スキー場については教育委員会
名刺台紙については総務企画課までお問い合わせください。
近くにお越しの際はぜひ役場に立ち寄って職員のかたと名刺交換して
愛別のさりげなくて「いいところ」いろいろ聞いてくださると幸いです。


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冬の夕暮れ



 
 

 

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展覧会:「こころにふるふる」 「style2」


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